【17年4月版】スピードクライミングウォールがある施設

スピードクライミングは、「やりたくても、やれる場所がない」という状態が続いていました。しかし最近になってようやく、スピード競技を楽しめる施設がいくつか出てきましたので、ご紹介します(2017年4月現在)。

安八ウォール(京都府京都市)

日本初、国際競技基準準拠のスピード競技壁

以前もご紹介していますが、2016年10月、国内で初めて国際競技基準(IFSCルール)に準拠した壁が、京都市上京区にある「安八ウォール」に設置されました。

1レーン(同時に登れるのは1人)なので、大会のように2人以上の選手が並んで同時に競うことはできませんが、自分がトライするには十分です。

この壁は、クライミングジムではなく、旭金属工業株式会社の社内施設ですが、一般にも開放されており、個人利用も、貸し切りでの団体利用も可能です。利用には事前の登録が必要ですので、まずは上記Webサイトから問い合わせてください。

モリパーク アウトドアヴィレッジ(東京都昭島市)

大会も可能な4レーンの巨大壁。個人利用開始は未定

4人同時の競技が可能な、4レーンの巨大壁が、東京・昭島のモリパーク アウトドアヴィレッジに登場。もちろん、国際競技基準(IFSCルール)に準拠しています。

モリパーク アウトドアヴィレッジ
「モリパーク アウトドアヴィレッジ」は、2015年3月13日に誕生したアウトドアの魅力を体験、体感できる新しいスタイルの商業...

来る4月16日(日)には、この壁のお披露目として、第3回スポーツクライミング東京選手権大会(スピード種目)と、海外トップ選手を招いたエキシビジョン『SPEED STARS 2017 SPEED CLIMBING CUP』が開催されます。

SPEED STARS 2017 SPEED CLIMBING CUP | モリパーク アウトドアヴィレッジ
モリパークアウトドアヴィレッジにスピードクライミング専用ウォールがついに登場! 海外トップクラスの選手によるエキシビ...

なお、3月末現在、一般の利用については、いつからできるようになるのか未定ということです。利用できるようになる日が楽しみですね。

クライミングジムGIRI.GIRI(東京都西東京市)

壁はオリジナル。オートビレイ機で気軽に楽しめる

商業ジムとしては珍しく、リード壁とは別にスピード専用の壁が用意されています。IFSCの基準に準拠はしていませが、高さは約10メートルと練習用には十分な高さでしょう。本格的な大会用の壁でも使われているホールドが中心で津川割れているので、ここで十分に練習してから、安八ウォールやモリパーク、あるいは今後でてくるであろう、大会レベルの壁に挑むのが良いかもしれません。
現状では、フットホールドなどが足されているので、初級者でも登りやすくなっています。また、オートビレイ機があるので、1人でも楽しめます。

西東京市のクライミングジム GIRI.GIRI(ギリギリ)
クライミングジムGIRI.GIRI(ギリギリ)で、ボルダリング、リードクライミング、スピードクライミング、様々なスポーツクライ...

(参考)明大スピードクライミング普及会

一般の方は利用できませんが、大会などで利用されることがあります。

「全国各地に15mスピードウォールが出来るまでの間、明大和泉キャンパスのスピードウォール(高さ10m, 専用ホールド配置)を利用して、スピードクライミングの普及を目指します。」ということです。残念ながら、競技大会などの場合を除き、基本的に明治大学関係者(学生、教職員)の利用に限られています。

とはいえ、まだまだ少ないスピード壁。今後のさらなる普及に期待

東京オリンピックに採用されたクライミング競技3種目(リード、ボルダリング、スピード)のうち、スピードクライミングは、日本ではあまりなじみがありません。

なにしろ、東京オリンピック正式競技への採用が決まった昨年(2017年)夏の時点で、一般の人が利用できるスピードクライミング用の壁(施設)は国内には1つもなく、また国際競技基準(IFSCルール)に沿った施設は皆無でした。スピード競技に、実際に取り組んだことのあるクライマーも、国内にはほとんどいませんでした。

その背景として、そもそもスピードクライミングの競技内容が、同じ「クライミング」という枠でくくってしまうことが疑問に思えるほど、リードやボルダリングなどとは異なっていることがあります。しかし、スピードクライミングを、リードやボルダリングなどとは「まったく別の遊び」だと捉えてみれば、これはこれで面白そうですし、単純に「やってみたいなー」とも思います。

今回ご紹介したように、少しずつ対応施設が登場し始めていますが、リードクライミングができる施設と比べても、まだまだわずかです。今後の、国内各地での施設の増加に期待します。

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